〈ミッションステートメント2016〉大学教育学会は、大学教育に関わる知の交流と実践による革新を進め、
学術に根ざした成果を広く世界に発信して、社会に貢献する教養ある人間の育成に寄与します。

大会・課題研究集会

大学教育学会2017年度課題研究集会が無事終了いたしました

 12月2日(土)・3日(日)の2日間、関西国際大学尼崎キャンパスにて大学教育学会2017年度課題研究集会が開催されました。天候にも恵まれ、両日で300名以上の多数の方々にご参加をいただき、盛会のうちに全日程を終了することができました。

 今回の課題研究集会では、「大学教育は“役に立つ”のか」を統一テーマといたしました。まず、基調講演では、独立行政法人 労働政策研究・研修機構 特任フェローの小杉礼子先生をお迎えし、「職業キャリアの変化と大学の役割」と題して、統計データにもとづく大卒者のキャリア変化、第4次産業革命における労働者に必要とされる能力や働き方への影響、さらに、大学教育に期待される役割について、お話しいただきました。

 開催校企画シンポジウムでは、統一テーマに沿い、企画委員の深澤晶久会員(実践女子大学)の司会のもと、遠藤勝裕理事長(独立行政法人日本学生支援機構)には、企業・社会が求める人材像について、上村和美会員(関西国際大学)には、大学教育と産業界との連携構築に向けた実践例について、また、松村直樹会員(株式会社リアセック)には、キャリア教育研究の視点にもとづく大学と社会との橋渡しについて、それぞれ話題提供していただきました。さらに、スーザン・アルバティーン先生(全米大学・カレッジ協会(AAC&U)、大阪大学)には、米国大学の状況について、コメントをいただきました。さらに、講演者の小杉先生にも加わっていただき、パネルディスカッションを行いました。社会の変革の速度が速まる中で、教育や評価に関する大学と企業との対話がますます重要になることが浮き彫りになりました。

 2日目は、課題研究シンポジウムとして「アクティブラーニングの効果検証――プロジェクト最終年を迎えて」、および「現代のリベラルアーツとしての理数工系科目(STEM)の開発と教育実践のために」の二つが開催されました。それぞれのシンポジウムでは、大学教育の実践的課題について研究成果を踏まえた議論が行われました。  また、今回で3回目となりますポスター・セッション(1日目に実施)では、26件の発表があり、会員同士の交流も行われました。さらに、今年度試行的に実施されたインタラクティブ・セッション(2日目に実施)では、4件の発表があり、参加者にも積極的に参画していただきました。

 2日間を通して、会員のみなさまをはじめ、多くの方々に参加をいただき、大学教育に関するまさに喫緊の課題について充実した議論が交わされました。会場の制約や不慣れな案内により、皆様にご不便をおかけしましたこと、開催校としてお詫び申し上げます。  最後に、今回の課題研究集会開催にあたり、会員・参加者の皆様、出展・広告掲載企業の皆様、理事会の皆様、企画委員会・実行委員会の皆様、関西国際大学の関係者に多大なるご協力とご支援をいただいたことをここに感謝申し上げます。

2017年度課題研究集会実行委員長  関西国際大学 藤木 清

大会関連のデータは以下の通りです。

1)大会参加者 337名(事前登録当日欠席10名)
2)事前登録者 230名(一般224名、学生6名)
3)当日参加者 107名(一般89名、学生18名)
4)情報交換会参加者数 127名
5)ポスターセッション数 26件
6)インタラクティブ・セッション数 4件

 

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ピックアップ

学会の動向

大学教育学会のミッションステートメント2016と倫理綱領が公開

 

2013年11月に同志社大学で開催された本学会のシンポジウム「大学教育学会の国際化と英語名称」での結論を受けて、本学会の英語名称が変更されました。その際、英語名称の変更と併せて、本学会が一般教育・教養教育を重視する学会であることをわかりやすく表現するミッションステートメントを掲げるべきであるという提案がなされました。それを受けて、小笠原会長(当時)を座長とする倫理綱領・ミッションステートメントWGが3年にわたって検討を続け、ミッションステートメントについては理事会の審議を経て2017年6月の広島大会で公開されました。倫理綱領については引き続き検討されていましたが、本年8月の理事会でその最終案が承認されましたので公開します。なお、理事会において以下の4点が確認されています。

  1. 1) 本学会のミッションそのものは、本法人の定款第3条に明記されていること
  2. 2) 本ステートメントは現時点での本学会の性格をわかりやすく表現するものであること
  3. 3) 時代の変化に応じたメッセージであることを示すために作成年を明記すること
  4. 4) より適切な英訳がなされた場合は、英訳版の変更をさまたげないこと

 

ミッションステートメント 2016

(本文)

大学教育学会は、大学教育に関わる知の交流と実践による革新を進め、

学術に根ざした成果を広く世界に発信して、社会に貢献する教養ある人間の育成に寄与します。

(英訳)

Japan Association for College and University Education seeks to develop intellectual individuals who are willing to contribute to society. We will accomplish this by promoting innovation and exchange of knowledge and ideas relating to college and university education, and by circulating our scholastic views globally.

大学教育学会倫理綱領

学会概要のページ をご覧ください。


研究の動向

インタラクティブ・セッションのご紹介(2017年度課題研究集会にて開催)

 2017年12月2日(土)、3日(日)に開催される2017年度課題研究集会(関西国際大学)では、新しい試みとして「インタラクティブ・セッション」を実施いたします。本セッションは、会員間の交流をより深化・拡大することをめざすために、発表者による情報提供の時間は5~6割程度にとどめ、質疑応答や全体議論の時間に加えて、参加者同士でのペアもしくはグループワークの時間を十分にとっていただく新たな試行セッションです。
 多くのみなさまのご参加をお待ちしております。
*現在、参加申込受付が始まっています。(10月2日(月)~11月10日(金))詳細は、ニュースレターNo.106をご覧の上、「課題研究集会 参加申込み」のページからお申し込みください。

12月3日(日)

9:30~10:30
1.大学IRの「失敗」事例-ケース(事例)を用いたワークショップによるIR理解を目指して-
 〇上畠 洋佑(金沢大学)、〇荒木 俊博(淑徳大学)、〇沖 清豪(早稲田大学) 姉川 恭子(早稲田大学)

10:45~11:45
2.これからの大学教育の第3の対象層としての社会人の学びを設計する-米国のCBEプログラムと日本の履修証明プログラムを手がかりに-
 〇濱名篤(関西国際大学)、〇山田礼子(同志社大学)

13:15~14:15
3.教養としてのイノベ-ション教育の試み-大阪大学「イノベ-ションのためのパトス・エトス・ロゴス」の紹介と体験-
 〇佐藤 浩章(大阪大学)、〇佐藤 文亮((株)ワ-クスアプリケ-ションズ)

14:30~15:30
4.「第三の領域」における教職員のキャリア形成
 〇二宮 祐(群馬大学)、〇浜島 幸司(同志社大学)、〇小島 佐恵子(玉川大学)


大学教育学会の仕組み

団体会員の新しい特典

団体会員の新しい特典─ウェッブサイトに行事案内を掲載できます

一般社団法人大学教育学会には団体会員の制度があります。

団体会員には、任意団体時代から引き続いて、本会の活動を支援する協賛団体としての性格に加えて、ウェッブサイトに行事案内を掲載できるなど、いくつかの新しい特典が付与されています。

団体会員の資格を得て、大学教育改革のプラットフォームとしての本会の機能をフルにご活用ください。

 

団体会員の義務と権利(太字は新規の特典)

会費:年間2万円

権利 ① 年2回発行される会誌2部を送料も含めて無料で受け取ることができる。

   ② 団体に所属する任意の個人が実施要綱に従って大会及び課題研究集会で発表することができる。

   ③ 団体に所属する任意の個人が編集規程に従って大学教育学会誌に論文等を掲載することができる。

   ④ 本会のウェブサイトにおいて本会の活動に関する最新の情報を閲覧することができる。

   ⑤ 本会のウェブサイトの「団体会員・その行事案内」のページにおいて、団体会員又はそれを示すバナーを無料で掲載することができる。

   ⑥ 同ページの冒頭に、団体が主催又は共催する大学教育(高等教育)に関する行事の案内及びバナーを無料で掲載することができる。(詳しくは同ページの冒頭を参照

 

なお、このほかに会誌団体会員(会費年額8千円)もあります。

注目の一冊

17学び入門

思考を鍛える大学の学び入門:論理的な考え方・書き方からキャリアデザインまで

井下千以子著

本書では、「問いを立てる、調べる、集めた情報を分析する、議論する、論理を組み立てる、書く、発表する」という一連の学問の思考方(ディシプリン: discipline)を学んでいきましょう。ディシプリンには、しつけ・訓練のほ […]

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