大会・課題研究集会

大学教育学会2016年度課題研究集会が無事終了いたしました

 
kadai2016_houkoku 12月3日(土)・4日(日)の2日間、千葉大学西千葉キャンパスにて開催されました大学教育学会2016年度課題研究集会は、400名近くの多数の方々にご参加をいただき、盛会のうちに全日程を終了いたしました。12月初頭の寒さが心配されましたが、天候にも恵まれ、多くの皆様をお迎えすることができました。 

 今回の課題研究集会では、「学生はいかに学んでいるのか」を統一テーマとして、基調講演に、国際基督教大学学務副学長の森本あんり先生をお迎えしました。森本先生には、「大学生の学びとこれからの教養教育」と題して、学生の大学での学びをどのように捉え、大学教育の意味をどのように考えるのかについて、国際基督教大学の取り組み、反知性主義の視点やアメリカの大学の歴史的事例などを交えながらたいへん含蓄深いお話をいただきました。

 開催校企画シンポジウムでは、「学び方・考え方の転換‐知識伝達をこえた大学教育と支援」と題し、企画委員長の沖清豪先生(早稲田大学)の司会のもと、鈴木宏昭先生(青山学院大学)には認知科学の視点から、中井俊樹先生(愛媛大学)にはアクティブラーニングの観点から、竹内比呂也先生(千葉大学)には学修支援の観点から、大学教育のとらえ方に問題提起をいただき、その上で、パネルディスカッションが行われました。森本先生にコメンテータをお願いし、基調講演と合わせて、大学教育のあり方、学生の学びのあり方を再考する機会になりました。

 2日目は、課題研究シンポジウムとして「アクティブラーニングの効果検証」、「発達障害学生への学生支援・大学教育の役割」の二つが行われるとともに、STEM教育シンポジウムとして、「現代のリベラルアーツとしての理数工系科目(STEM)の開発と教育実践のために」という学会主催企画も開催されました。各シンポジウムでは、大学教育の現代的かつ実践的課題について、研究と実践の成果に基づいた議論が行われました。また、昨年度の課題研究集会から実施しているポスターセッション(1日目に実施)では、19件の発表があり、会員同士の活発な研究交流も行われました。

 改めて今回の課題研究集会を振り返る時、400名に近い参加者と共に、これからの大学教育のあり方について実りある議論が幅広い観点から交わされ、全体としては大成功であったととらえております。しかし、会場の制約や案内などには不手際もあり、参加された皆様にご不便をおかけしたことをこの場を借りてお詫び申し上げます。

 今回の課題研究集会開催にあたり、会員・参加者の皆様、出展・広告掲載企業の皆様、理事会の皆様、企画委員会・実行委員会の皆様、千葉大学の関係者の皆様方に多大なるご協力とご支援をいただいたことをここに感謝申し上げます。

2016年度課題研究集会実行委員長  千葉大学 小澤弘明

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ピックアップ

最近の研究動向

立命館大会ラウンドテーブルのベスト8

Top 8 in the Round Tables in Ritsumei Meeting

立命館大会ラウンドテーブルのベスト8

 大会の冒頭に行われるラウンドテーブルは、大学教育学会の会員および大会参加者の興味を反映しています。今回のラウンドテーブルは合計で19、参加者数は全体で614人と、テーブル数では前年度に比べて1増え、参加者数も100名ほど増えました。
 参加者数のベスト8のテーブルは以下の通りです。

順位 テーブル テーマ 参加者数
1 2 学生の「学び」を質保証する三つのポリシー+アセスメント・ポリシーについて考える 119
2 3 学びと成長の場としての大学教育再考:既卒者大規模調査にみる大学教育の成果と課題 67
3 19 これからの大学における教育・学修支援の専門性 54
4 18 ルーブリックの多面的な活用-課題と展望- 46
5 1 発達障害学生への学生支援・大学教育の役割(課題研究) 39
6 17 アクティブラーニングとFD 33
7 5 学生FDとは何か-その原点と今後を考える 31
8 12 現代のリベラルアーツとしての理数工系科目(STEM)の開発と教育実践のために 30


課題研究

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新しい課題研究に
「アクティブラーニングの効果検証」

 

 4月27日に開催された2015年度第1回理事会において、本年度から始まる課題研究が以下のような内容で決定され、課題研究委員会が発足した。

名 称:アクティブラーニングの効果検証
代表者:溝上慎一(京都大学)
組 織:溝上慎一(京都大学)、三保紀裕(京都学園大学)、本田周二(島根大学)、山田邦雅(北海道大学)、長澤多代(三重大学)、徳井美智代(北海道大学)

 なお、任意団体のときに採択された以下の2つの課題研究の継続も承認された。
 ・学士課程教育における共通教育の質保証(代表者:高橋哲也)
 ・発達障害学生への学生支援・大学教育の役割(代表者:青野透)

 


新しい大学教育学会の仕組み

団体会員の新しい特典

団体会員の新しい特典─ウェッブサイトに行事案内を掲載できます

一般社団法人大学教育学会には団体会員の制度があります。

団体会員には、任意団体時代から引き続いて、本会の活動を支援する協賛団体としての性格に加えて、ウェッブサイトに行事案内を掲載できるなど、いくつかの新しい特典が付与されています。

団体会員の資格を得て、大学教育改革のプラットフォームとしての本会の機能をフルにご活用ください。

 

団体会員の義務と権利(太字は新規の特典)

会費:年間2万円

権利 ① 年2回発行される会誌2部を送料も含めて無料で受け取ることができる。

   ② 団体に所属する任意の個人が実施要綱に従って大会及び課題研究集会で発表することができる。

   ③ 団体に所属する任意の個人が編集規程に従って大学教育学会誌に論文等を掲載することができる。

   ④ 本会のウェブサイトにおいて本会の活動に関する最新の情報を閲覧することができる。

   ⑤ 本会のウェブサイトの「団体会員・その行事案内」のページにおいて、団体会員又はそれを示すバナーを無料で掲載することができる。

   ⑥ 同ページの冒頭に、団体が主催又は共催する大学教育(高等教育)に関する行事の案内及びバナーを無料で掲載することができる。(詳しくは同ページの冒頭を参照

 

なお、このほかに会誌団体会員(会費年額8千円)もあります。


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大学教育再生とは何か:大学教授職の日米比較

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知識社会やユニバーサル化が一段と進展するこれからの第三の波の時代の大学、すなわち二一世紀の現在の大学とそれに続く未来大学では、フンボルトの主張した「研究・教育の統合」のみならず、「教育・学修の統合」、さらには「研究・教育 […]

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