注目の一冊

主体性育成の観点からアクティブ・ラーニングを考え直す
後藤文彦著(ナカニシヤ出版、2018年刊)

主体性育成の観点からアクティブ・ラーニングを考え直す

2019年度大学教育学会「JACUEセレクション」選定図書:学習者が主体性を発揮するためには、それを阻害している要因を取り除いて「心の健康」を整えることこそが第一義であると本書は説いている。ここに本書の核心部分があると言える。従来のアクティブ・ラーニングの失敗は「心の健康」に留意しなかったことによるもの、と筆者は心理学における交流分析等を使って説明している。学習者にまず「心の健康」を醸成した上で、現在行われているような課題発見・探求・解決型の教育を行う必要性があることを、彼らの成果を踏まえて例示している。((選定の際の「講評」より一部抜粋して加筆)【ISBN978-4-7795-1307-7】

 

【解説】本セレクションは、各出版社及び著者から推薦されたものを年度末に選定委員会が審査して決定しています。著者ないしは編集者・出版組織が会員であることが条件。2019年度分として選定された5件について、これから応募順に本欄で紹介していきます。