注目の一冊

21世紀の大学:職員の希望とリテラシー

寺﨑カバー写真

 いま日本の大学の中には、横文字の「術語」が氾濫しています。教授法に属するものでは、アクティブラーニングをはじめディベート、グループ・ディスカッション・・・(中略)・・・・等々です。
 このように変転するスローガンに対応するには、それこそ「大学らしい」批判と思考、そして何よりも自律性、主体性が必要ですが、それらを生み出す余裕も確保できないというのが多くの大学の実況だと見られます。(後略)
 編者から見ると、右のような「実況」こそが実は日本の大学を腐蝕させている真の危機だと思われるのです。そしてFDやSDがまっとうに行われることこそ、こうした危機を回避し、全学協働して大学を内側から蘇生させる道だと思われます。本書に持ってもらいたい「サンプル性」とは、そのための足がかりとなることです。(「あとがき」より)【ISBN978-4-7989-1399-5 C3037】