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大学教育学会課題研究 中間報告①

FDの実践的課題解決のための重層的アプローチ(2012~)

2014年9月2日
大阪大学 佐藤 浩章

研究目的

 本課題研究の目的は、日本の高等教育機関の現場で生起している様々なFDの課題を、「学生の学習」に焦点をあてて、実践的に解決するための重層的なアプローチを提起しようとするものである。最終年度である本年度は、3年間の研究の総括を行っている。課題研究集会では二本の報告を予定している。
 

課題研究集会シンポジウムにおける報告の内容(予告)

 佐藤報告では、これまでの研究の総括として、FD実践を位置付ける、新しいフレームワークを提示する。ミクロレベル(教授法)、ミドルレベル(カリキュラム)、マクロレベル(制度・組織)のFDを区別すると同時に、各層を分断せず統合するモデルを構築する。

 山田報告では、学生、教員そして管理職の間を行き来し、全学的な視野から教育改革を促進するFD推進者(FDer)に焦点を当てて検討を行う。教育改革の過渡期の中でFDを推進してきたFDerとは、どのような存在で、どのような課題に直面し、その中でどのように問題解決をしながら、大学教育の質的向上に寄与してきたのか。そこで求められる資質とはどのようなものなのか。この点を明らかにすることによって、FDerのみならず、各大学でFDを推進する際に必要となる視点や方法を抽出できるのではないか。

 指定討論者には、長らくFDの実践をリードし、本学会におけるFD研究をリードしてきた3名の研究者をむかえ、本研究の総括のための建設的な討議を行う予定である。

企画者:佐藤浩章(大阪大学)・加藤かおり(新潟大学)・近田政博(神戸大学)・沖裕貴(立命館大学)・山田剛史(愛媛大学)・井上史子(帝京大学)・山内尚子(京都産業大学)

司会者:沖裕貴(立命館大学)

シンポジスト:
佐藤浩章(大阪大学)「重層的FDのフレームワーク」
山田剛史(愛媛大学)「大学教育の実践的課題解決に向けて、FD推進者はどのようにアプローチしてきたのか-FD推進者の生態と可能性-」

指定討論者:寺﨑昌男(立教学院本部)、絹川正吉(国際基督教大学名誉教授)、田中毎実(武庫川女子大学)

 



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