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成城大学共通教育研究センター:開設10周年記念・連続公開講演 「いま、教養教育を問う 第3回:狭い音楽観からの解放 」(小島 美子氏)のご案内

成城大学共通教育研究センターでは、下記のとおり、開設10周年記念・連続公開講演「いま、教養教育を問う」を開催いたします。
第3回目は、小島美子氏(国立歴史民俗博物館名誉教授)をお招きいたします。

★演題:狭い音楽観からの解放
日 時:2017年5月13日(土)15:30~17:30
会 場:成城大学3 号館 311 教室
講 演:小島 美子(国立歴史民俗博物館名誉教授)
討論者:塚原 康子(東京芸術大学教授)
司 会:東谷 護(成城大学教授)
※参加費無料

◎以下のURLに案内とチラシを掲載しております。ご参照いただけると幸いです。

http://www.seijo.ac.jp/events/jtmo42000000gnal.html

◎講演シリーズ開催のねらい
近年、教育の質保証のあり方として、アクティブ・ラーニング、反転授業といった方法が脚光をあびていますが、ややもすれば授業の進め方という形式的、表面的な改善に流れてしまうきらいがあるのではないでしょうか。
こうした問題を念頭に「いま、教養教育を問う」を統一テーマとして、教養教育に関わってきた気鋭の研究者に、自身の教育実践と教養教育への考えを講演していただくことで、近年の教養教育のあり方を問う様々な議論に一石を投じる講演シリーズを企画しました。
第3回目では、日本列島全体の全階層を視野に入れた音の聞こえる日本音楽史研究を進めている小島美子氏をお迎えします。小島氏は、長年に亘って、専門研究と併行して、大学での講義、テレビ・ラジオでの解説、講演、書籍を通して、視野の広い音楽への接し方を提示なさっています。
本講演では一歩進めて、教養としての音楽についてお話しいただきます。討論者には、近代日本音楽史の研究を進めている塚原康子氏をお迎えします。
講演と対談によって、私たちの音楽に対する見方は視界の開けた境地にたどりつくことでしょう。

◎登壇者の紹介
小島 美子(こじま とみこ)
1929年福島県生まれ。東京大学文学部国史学科、東京芸術大学音楽学部楽理科卒業、東京芸術大学専攻科修了。
現在、国立歴史民俗博物館名誉教授。日本民俗音楽学会会長、文化功労者選考審査会委員、文化財保護審議会専門委員、等歴任。専攻は日本音楽史、民俗音楽学。
卒業論文で日本の洋楽受容史を扱った関係から、生前の山田耕筰にインタビューをするなど、近年隆盛の近代日本音楽史研究における先駆的研究を行った。
卒業論文、専攻科修了論文は近代日本の歌曲史をテーマにしたが、これらの流れが明らかになるにつれ、今後の日本の音楽の方向を見定めるためには、伝統音楽を知ることが必要であると気がつく。その結果、伝統音楽を研究の中心に据え、全階層を視野に入れた、音の聞こえる音楽史を目指して研究を続けている。
教養教育としての音楽については、早稲田大学第一文学部で30年に亘る講義「音楽」(1969-1999)と、NHK人間大学『音楽からみた日本人』(1994放映、同名書を日本放送出版協会より1997刊)の講義で実践した。現在、「日本列島の音楽史」を主題とした著作の完成を目指して鋭意執筆中である。
著書に、『日本の音楽を考える』(音楽之友社、1976)『歌をなくした日本人』(音楽之友社、1981)、『日本音楽の古層』(春秋社、1982)、『日本童謡音楽史』(第一書房、2004)など。

討論者:塚原 康子(つかはら やすこ)
1957年北海道生まれ。東京芸術大学大学院音楽研究科博士課程修了。博士(音楽学)。現在、東京芸術大学音楽学部教授。専攻は日本音楽史。
著書に、『明治国家と雅楽-伝統の近代化/国楽の創成-』(有志舎、2009)、『十九世紀の日本における西洋音楽の受容』(多賀出版、1993)、『日本の伝統芸能講座—音楽』(共著、淡交社、2008)、『ブラスバンドの社会史-軍楽隊から歌伴へ』(共著、青弓社、2001)など。

司会・シリーズコーディネーター:東谷 護(とうや まもる)
1965年神奈川県生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。現在、成城大学文芸学部教授。専攻はポピュラー音楽研究、戦後日本文化史、表象文化論。
著書に、『マス・メディア時代のポピュラー音楽を読み解く』(勁草書房、2016)、『進駐軍クラブから歌謡曲へ』(みすず書房、2005)、など。

★「いま、教養教育を問う」今後の公開講演
第4回 2017年7月15日(土)
伊藤 守(早稲田大学教授)/田中 東子(大妻女子大学准教授)
「 メディア報道を読み解く技法」

第5回 2017 年10月7日(土)
標葉 靖子(東京大学教養学部附属教養教育高度化機構 特任講師)
「 科学リテラシーはどこまで必要か」

※日程、登壇者、講演内容は変更になることがあります。