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課題研究の選定及び評価に関する内規

 この内規は、一般社団法人大学教育学会課題研究検討委員会規程第6条に基づき、課題研究の選定及び評価について実施上必要な事項を定める。 

1.課題研究のテーマ
 課題研究は、学会として大学教育の研究と実践に係る重要な課題を明確にし、組織的に取り組むことで、学会活動と大学教育全体の発展に貢献するための戦略的なものである。
 したがって、課題研究は、あらかじめ課題研究検討委員会によって検討され、理事会の議を経て決定された推奨テーマについて、研究計画を募集したものを基本とする。ただし、学会員のアイデアを広く徴するために、募集にあたっては、正会員による独自のテーマの提案も認める。

 2.課題研究の実施方法
 課題研究は、学会が選定した課題研究グループによる共同研究を核として進められ、課題研究集会において進捗状況が報告され、共有される。その最終成果は、課題研究グループによって課題研究報告書としてまとめられ公表される。

  3. 課題研究の募集
 課題研究検討委員会は、理事会の議を経て、毎年10月上旬頃に課題研究の推奨テーマを公表し、課題研究を募集する。
 課題研究を実施しようとする会員は、定められた書式に基づいて、定められた期日(例年は1月中旬頃)までに申請しなければならない。

 4.課題研究の申請
 課題研究の申請を行うことができるのは正会員に限る。申請者は、課題研究募集案内に示された書式に従って、課題研究の申請を行う。申請書には、(1)課題研究名称、(2)研究代表予定者、(3)担当理事(希望がある場合のみ記入)、(4)研究組織(課題研究グループに加えて、コメンティター1名の推薦が可能)、(5)研究期間(通常、翌年の4月1日より3年間)、(6)テーマの趣旨及び計画、(7)補助金(通常、年40万円)の使用計画、(8)科研費等の応募計画等他の財源、(9)研究成果の公表方法、を記載するものとする。
 なお、研究組織には、必要に応じて会員及び会員以外の専門家を研究協力者として加えることができる。

 5.担当理事及びコメンティター
 担当理事は、課題研究の運営がスムーズに進行するよう、研究組織と理事会との連絡調整その他必要な活動を行うものとする。担当理事は、研究組織からの希望をふまえて、理事の中から1名が理事会において選定される。理事が課題研究グループに含まれる場合は、担当理事を兼ねることができる。
 コメンティターは、課題研究の進捗評価と助言を行うものとする。コメンティターは、正会員から1名ないし複数名が理事会において選定される。コメンティターは課題研究グループには含まれない。

 6.課題研究(候補)の選定基準
 課題研究(候補)の選定に当たっては、次の観点に基づいて課題研究検討委員会が審査し、総合評定を行った上で、順位をつけ、理事会に推薦するものとする。審査に当たっては、課題研究グループに加わっている委員は投票に参加することができない。
 (1)テーマの学術的重要性・妥当性
 (2)テーマの実践的重要性・妥当性
 (3)研究計画・方法の新規性・妥当性
 (4)研究成果の波及性・応用性
 (5)補助金の使用計画の適切性(他の財源の見通しを含む)
 (6)他の課題研究テーマとのバランス
 (7)研究組織の新規性・適切性
 なお、課題研究が萌芽的なものである場合には、それに照応した観点を重視するものとする。

 7.申請間の調整と企画
 課題研究検討委員会は、課題研究の促進のために、申請者間の調整を図り、研究計画の修正や組織編成への助言を行うことができる。
 また、課題研究の募集に対して適切な申請がなかった場合、課題研究検討委員会は課題研究グループを組織し、課題研究(候補)とすることができる。

 8.課題研究数と補助金額
 課題研究数は総数で3程度とし、毎年の新規採択数は課題研究募集案内において提示する。
また、補助金の額は、通常は年40万円とするが、計画書と執行状況に基づいて毎年度決定する。

9.課題研究の進捗報告
 選定された課題研究は、毎年、課題研究集会において研究報告を行うものとする。また、大会においてもラウンドテーブル等で研究報告を行うことが望ましい。
 なお、毎年度末の理事会において、担当理事ないし研究代表者が、研究の進捗状況を報告するものとする。

10.課題研究の進捗評価
 課題研究の研究報告に対して、コメンティターは進捗評価を行い、進捗が芳しくない場合には進捗評価報告書を課題研究検討委員会に提出するものとする。進捗評価報告書は、課題研究を促進するための形成的なものであり、建設的な助言を含まなければならない。
 コメンティターから進捗評価報告書が提出された場合には、課題研究検討委員会は、コメンティターの報告を基に総括的報告書を作成し、課題研究グループに伝達するとともに、会長に報告する。

 11.課題研究の改善及び取り消し
 課題研究検討委員会は、課題研究集会及び大会時における課題研究の進捗報告及びコメンティターの進捗評価報告書等を勘案し、研究活動を適切に実施していないと判断される場合には、当該課題研究グループに改善意見を述べることができる。
 意見の提示等にもかかわらず、研究の進捗に改善が見られず、所期の成果を上げることが困難と判断される場合には、課題研究検討委員会は、課題研究取り消しの提案を会長に行うことができる。
 会長は課題研究取り消しの提案を受理し、当該課題研究グループの意見を聞いた上で、取り消し、もしくは継続の処置を、理事会に提案するものとする。

 12.本内規の改正
本内規の改正は、理事会で行う。

 附則
1 本内規は、2020年4月1日から施行する。
2 本内規の施行に伴い、課題研究の選定に関する内規(2016年4月1日施行)及び課題研究の評価に関する内規(2016年4月1日施行)は廃止する。